首の使い方、頭の動かし方 耳の後ろで
首を動かす、のは、実は、頭を動かしたいのだと思います。
首を動かしたいのではない。
頭と首の接点は、首の骨の1番上と、2番目の間です。
それぞれ、環椎、と、軸椎といいます。
そこで頭を動かすのが、頭に近い所で動かすので、合理的です。
多くの人は、肩の上で首に移行するので、肩の上で頭を動かします。
てこの原理で、首の下方に大きな力がかかり、首を壊します。
耳の後ろで頭を動かすには
耳の後ろ、5cm内側で頭の骨を触ります。
そこから下に指をずらします。丸い骨から下がり窪みに落ちます。
そこから下に首がつながります。
窪みの部分が、頭と首の接点である環椎と軸椎の接点です。
そこに指をおいて、それ以下の首が動かないように押さえて、上を向いたり下を向いたりしてください。目の動きで上を見て、顎を引いて下を見ます。
次に指を置いたまま、左右を見てください。
それが、無理のない回旋です。
これが、横を見る動きですね。
しかし回旋は、ほぼ真横までなので、もし後ろを見るのなら、骨盤から首まで使っての回旋が合理的です。
一つ大事なことは、首の骨がなるべく直立であること。
猫背で頭が身体の前にあると、首が斜め前方に傾き、軸が直立しません。
肩は最も広く、頭は、できるだけ体の上で。