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骨粗鬆症とは
骨は細かい網目状の構造が密になっています。
骨粗鬆症では、骨の網目が少なく、荒くなり、「粗」になり、す(「鬆」)がはいります。
その結果、骨の構造が弱くなり、骨折が起こりやすくなります。
骨粗鬆症の診断
骨密度測定
血液検査、尿検査で骨の状態を調べる。
骨粗鬆症の原因
若い時の食生活の問題、運動不足で骨が十分丈夫にならなかった場合。
女性の更年期で、女性ホルモンが急激に減少した場合。
ステロイド剤の長期使用
骨粗鬆症で起こりやすい骨折
背骨 脊椎圧迫骨折
尻餅、重い物を持つ、草をしゃがんで引き抜く、などで起こります。
寝返り、寝起きの痛みが強いという特徴があります。
75歳前後で起こりやすい。
硬いコルセットを3ヶ月着けます。
肩 上腕骨頚部骨折
転倒しての打撲で起こります。
3週ほど、三角巾などで固定します。
手首 橈骨尺骨遠位端骨折
転倒して、手を着いて起こります。
ギプス固定でほとんどの場合は治療できます。
股関節の骨折 大腿骨頚部骨折
転倒、尻餅で起こります。
多くの場合、入院、手術が必要です。
寝たきりになったり、歩けなくなる場合もあります。
この骨折を予防することが、骨粗鬆症治療の最大の目的だと考えています。
骨粗鬆症の治療
飲み薬、注射がいろいろあります。
骨折予防のために
既に多くの脊椎圧迫骨折をしている人:硬性コルセットの使用
骨密度が低く、股関節骨折の危険性が高い人:ヒッププロテクターの使用
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